top » 伊能忠敬測量日記原文DVDを読み解く
測量日記(原文)は古文書としては、丁寧で読みやすい文書である。少し勉強すれば十分読み下すことができる。郷土史調査の史料あるいは古文書入門としても適当であろう。身近な地名・字名・人名が沢山出てくるから、興味は尽きない。
記述の基本形は、日付、出発時刻、天候、測量地名、送迎・挨拶の人名、宿舎などであるが、ところにより注目記事もある。以下に主な注目記事を紹介する。
- 第一次;一日の歩測44キロの強行軍(栃木県)
- 第一次;津軽の先端「三厩」を3度測る(青森県)
- 第一次;函館役所で煩雑な手続き、間宮林蔵との出会い(北海道)
- 第一次;襟裳岬で難渋、「地獄に仏」と弱音を吐く(北海道)
- 第一次;蝦夷地測量はニシベツから引き返す(北海道)
- 第二次;銚子犬若岬から富士を遠測し測量技術に自信を持つ(千葉県)
- 第二次;仙台領の松島海岸(日本三景)で海中引き縄(宮城県)
- 第二次;忠敬の生前に建てられた記念碑の立つ唐丹(岩手県)
- 第二次;往路青森六ヶ所村で難渋(青森県)
- 第三次;能代における日食観測の現場風景(秋田県)
- 第三次;会津から裏磐梯の桧原を越えて米沢へ(福島県・山形県)
- 第三次;旧々碓氷峠を測る(長野県)
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