享和2年8月1日(1802.8.28) 日食観測計画

 高橋至時がの日食観測の遠大な計画  発案者は高橋至時と思われる。
 各地から日食を観測して、経度を得るデータにしようとしたのではないか!

● 能代での観測

 伊能忠敬には第三次羽越測量を兼ね能代で観測するよう、享和2年6月11日(1802.7.10)江戸を出発させた。
 7月23日(8.20)能代に到着。8月3日(8.30)まで逗留(11泊)。

● 長崎での観測

 一方、間重富は6月3日(7.2)大坂を発し息子の重新しげよしを連れて長崎へ向かう。
 7月19日(8.16)長崎着。古瀬戸村の山頂にある番所に観測機器を設置し24日から観測を開始。

● 江戸の司天台、大坂天文台(重富宅の門人達)の観測

 各地点500km程度も間隔があり、貴重な観測データを得るはずだったか、各地とも曇りで観測データは得られなかった。

日食観測予定日本地図

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