1次 測量日記第3巻寛政12年10月21日(1800年12月7日) 

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宿泊地 深川黒江町

現在地: 東京都 江東区
天体観測: なし

特記事項

中食 千住
高橋先生より御使札給ける、司天台へ立寄。
閏月の中の九日に出立しより、今日陽無月末の一日まで、年半に余り二日となん旅行をしける。往古より遙遠事を津軽、合浦、外ヶ浜と云侍りければ外ヶ浜をなん生涯に行は難しと覚えける。いわんや外ヶ浜より又大海を隔たる上に寒冷卑湿の二百余里もありける蝦夷国の奥西別という所迄往来しけるに供したるもの四人とも一日の病もあらて、無事に帰府しぬるは誠に台命の辱と祖神の霊にあらずんば、いずれぞ如斯ならんと難有感じ持る。

人物一覧

出迎  松村町  堺屋源八
出迎  神田富山町時計師  大野弥三郎
出迎  大工  長兵衛
出迎  畳屋  金左衛門
出迎  息子  伊能三郎右衛門
出迎  縁戚  伊能七左衛門
出迎  伊能家帳元  大川治兵衛
出迎  大工町名代  天満屋八右衛門
出迎  大工町名代  樽屋喜兵衛

参考史料説明

日記原文:03-035
日記解読:338 ページ