小・中学生の勉強部屋
伊能忠敬と伊能図について、一歩づつ勉強をはじめよう。何処から読んでもいいんだよ。(渡辺)
6年生の社会の教科書
歩測教室
1. 歩測とは
2. 歩幅を知るには
伊能忠敬はこんな人だった
伊能忠敬
生い立ち
10歳代のころ
10歳になったとき、待ちに待ったお父さんが迎えにきて、17歳までをお父さんのもとで過ごした。といっても、お父さんの家の手伝いというより、二男だった忠敬は、将来身を立てる道を探して、学問や社会経験を積む努力を続けていた。
この間、寺に住み込んでお勤めの傍ら、和尚から和算を習ったり、親戚の学者から儒学を習う。土浦の医者宅に住み込んで医術の修行も試みている。
お父さん実家も、九十九里の小関家も名主だったので、親戚のネットワークは房総一円に広がっており、いろいろなところから紹介してもらうことが出来た。
父はこの頃には実家の近くに分家していたが、忠敬は二男なので、父の勧めで医者、僧侶、学者など、生きる道を真剣に探していた。継母がいたので家にいずらくて、親戚の間を流寓していたなどと書いてある書物があるが、とんでもない。彼は真剣だったのだ。
幕府役人が家に泊まって計算をしているのを見て、すぐ理解したとか、世話になっている親戚の平山季忠の代理で土木工事の指図をさせたら、人使いがなかなか上手かったと伝えられている。気のきいた、目はしの効く若者に育ったことは間違いない。
写真はお父さんの実家(いまでも子孫の方が健在だよ)の前の碑
休憩室
天文暦学から測量へ
復元された伊能図
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